豊かな人生を送るには、ある程度の資産と幅広い教養が必要です。

資産を増やし、多くの教養を身に着けるための情報発信サイト

*毎週金曜日更新*

甲本てん

戦後教育からの脱却

大学法学部卒業後、サラリーマンを経てライティング・WEB関連会社を設立。
法律的な観点から東京裁判の矛盾を検証したことをきっかっけに、正しい歴史認識を普及する活動をスタート。
戦後教育・戦後レジームから脱却し、真の日本を取り戻すことを目指す。

消費税の歴史①

新型コロナウィルスの景気対策として、消費税減税の話題をよく耳にする。

消費税は私たちの生活に密接に関わっている税金であり、一番有名な税金といっても過言ではない。

しかし、どのようにして導入されたのか、その歴史・背景を知っているだろうか?

 

今回は、税金についての基礎である、導入部分を解説していこうと思う。

ここを理解しなければ、消費税を理解できない。

 

 

消費税の話をする前に~直接税と間接税の話~

 

消費税の話をする前に、税についての基礎知識を知って欲しい。

これを理解しなければ、消費税導入の流れ・歴史をスムーズに理解できない。

ポイントとなるのが、直接税と間接税のことだ。

 

直接税とは、事業者が直接、税務署(国)に納税する税金のことをいう。

例えば、所得税。

これは、給料明細を見たことがある人なら誰でも分かると思うが、総支給額から天引きされて、事業者が代表して税務署に納税している。

 

法人税も一緒だ。

年間事業所得(年間売上)に対して19~23.20%の割合で課せられており、これを事業者が直接税務署に納税する。

『事業者(納税者)⇒税務署』という訳だ。

言うまでもなく、この場合の事業者=納税者だ。

 

 

これに対し、間接税というものがある。

これは、納税者が直接税務署に納税するのではなく、事業者を通して間接的に納税される税金のことをいう。

 

例えば、消費税。

これは、モノを消費した際に(買い物した際・サービスを提供された際)課せられる税金だが、納税者(この場合は買い物をする人)が税込みの金額をレジでお店側に支払う。

 

この預かった消費税をお店側が税務署に納税しているのだ。

『納税者(買い物した人)⇒お店(事業者)⇒税務署』という流れだ。

 

先ずは、このことをインプットして欲しい。

 

ということで、“消費税=間接税”だ。

 

 

直接税と間接税の性質

 

直接税の特徴は、その累進性にある。(※累進課税)

 

所得税を例にとっても分かるが、ある一定までは、所得が増えるにつれて税率も上がっていく。

従って、高所得者ほど税率が高くなるのだ。

低所得者はその逆で、税率が低くなる。

つまりは、“たくさんお金を稼いでいる人は、たくさん税金を収めましょう”という発想が根底にあるのが直接税だ。

そうすることで、所得の再分配が行われ、貧富の差が無くなっていく。

『直接税=一般市民・貧困層優遇税』なのだ。

 

裏を返すと、高所得者には厳しい税ということになる。

それもそのはず、稼げば稼ぐほど税金が上がって行くので、働こうというモチベーションが下がりやすいのだ。

 

これに対し、間接税は累進性が無い。

消費税を例に挙げても分かるが、高所得者であろうが低所得者であろうが、税率は一定だ。

誰でも一定ということは、一見、平等の様に思えるが、それは違う。

なぜなら、金持ちであろうが貧乏人であろうが、同じ税率で徴収されるのだ。

貯金がない失業者であっても、物を買うと金持ちと同じ税率で容赦なく徴収されてしまう。

つまりは、『間接税=金持ち優遇税』なのだ。

 

ここまで説明した上で、次回から本題に入る。